社団法人TSUBASAが運営する飼い鳥の保護施設「とり村」に行って来ました。日本で唯一、鳥のレスキュー活動を行っているTSUBASAでは、事情があって飼い主さんの元を離れることになったインコ、オウム、フィンチなどを保護しています。

その多くは、人間の都合により手放されてしまうケースです。

そして、東日本大震災を経験後には、被災ペットのレスキュー活動のために現地入りをしたり、支援物資の提供も行ってきたそうです。今回は、被災地のペット事情や対策についてお話を伺ってきました。

飼い鳥の保護施設

「想像していたよりも飼い鳥のレスキュー要請が無かった」これが、TSUBASAスタッフの方が東日本大震災の被災地へ行って感じた現状だそうです。

大規模な災害時、人間の生存が優先される現地では、ペットが生き残ることは非常に困難であったのだろうと思います。やむを得ず、外に放した方もいらっしゃったのかもしれません。

他の動物と比べても、飼い鳥のレスキュー要請というのは見当たらず、現地でTSUBASAが保護が出来た鳥類は、ニワトリとクジャクだったそうです。

本来ならばインコやオウムなどの「飼い鳥」を救援するための団体なのですが、飼育施設の中に(インコやオウムを飼っていない)場所があったため、受け入れを決定したそうです。

大型の鳥さんは長命です。パートナーに迎える場合は、一生を共に出来るか必ず考える必要があります。様々な鳥類の保護を行う「とり村」では、小型の鳥さんよりも、大型の鳥さんのほうが環境に慣れにくい傾向があるとおっしゃっていました。

長年、飼い主さんと共に暮らしてきた環境が突然変わってしまった事により、エサが食べられなくなるケースも大型の鳥類に多い症状なのだそうで、ハンストされてしまい、どうにか食べてもらえないかと困ってしまう事もあるそうです。

災害時にも言えることかもしれませんが、そのような場合は、とにかく何でもいいから口にさせる事が先決です。

シードやペレットという鳥のエサでなくてもいい、と考えられています。支援物資が限られるような状況下であったならば、人間の食べ物を鳥さんに与えなくてはならなくなるかもしれません。パンであっても、肉であっても、鳥さんが口に出来るものを与えて生命を維持することが優先されます。

施設が立地している場所の傍には川があります。増水による施設内への浸水から鳥さん達を守るために、1Fにいる仔たちを全て2Fに移すといった作業を実際に行われた経験もあるそうです。

東日本大震災後の計画停電では、停電区域に入っていたため、保温が必要な仔を温めなければならず、車の中へ移し保温を持続させたこともあったそうです。

鳥さんにとって保温はとても大切なことで、病鳥でなくとも寒い時期には必要不可欠になります。万一の備えとして、電気を使わずに温められるものが必要です。カイロをケージに貼るだけでも、保温には役立ちます。

食料の確保について、ペレットを備蓄する場合は、人口のエサになるため腐敗に気を付けるべきだそうです。シードについても冷蔵庫保管を推奨されていました。

とり村 村民

コチラTSUBASA(とり村もコチラから)

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